イラン最高指導者ハメネイ師、ハリポタに疑義―シオニストの道具
In an article, the Iranian daily Kayhan, which is identified with Iranian Supreme Leader 'Ali Khamenei, criticized Iran's Culture and Islamic Guidance Ministry for approving the distribution of the new book in the "Harry Potter" series.
The paper said that "Harry Potter" was a Zionist project in which billions of dollars had been invested in order to disrupt the minds of young people.
イスラム国家であることを憲法でうたうイランは、万国著作権条約(Universal Copyright Convention、UCC)の締約国ではなく、同国の出版社や翻訳者は著作権の順守、版権の問題をバイパスして自由に外国書籍の出版・流通が可能。全世界で出版業界の新記録を塗り替えているハリポタ最終巻「ハリー・ポッターと死の秘宝(仮題)」とて例外ではない。
7000万人強のイラン人のうち英語が読むことが出来る者は極めて少ない。また34万リアル(=36.5ドル、約4450円)の英語版を買うことは、多くの人々にとっては、とりわけ子供たちにとっては、ほとんど絶望的。で、安価なペルシャ語翻訳本、まあ率直に言えば海賊版(UCCにそもそも加盟していないのだから、海賊版という言い方自体がおかしいが)に頼ることになる。
既刊のハリポタ6作は全てペルシャ語に翻訳され、数十万人の読者を得てた。さらに5000部売れれば大成功といわれるイラン出版業界において、ハリポタ6作は、次々と売り上げの新記録を打ち立ててきた。最終巻がペルシャ語に翻訳されて店頭に並ぶには、あと1カ月必要とされる。
が、ここで重大な問題が生じてきたようだ。イラン国営紙ケイハンは26日付で、同国最高指導者ハメネイ師が、ハリポタ最終巻の翻訳・販売・流通にゴーサインを出した、同国文化・イスラム指導省の措置に疑義を呈したと報道。理由は、「ハリポタは青少年をマインドコントロールする巨額の資金を投じたシオニストの計画である」からというもの。なぜ最終巻がリリースされた今になって、ハメネイ師がケチをつけ始めたのか背景は不明だ。
ハリポタ最終巻は、イラン国内でも最高20万部の販売を記録するのではないかと見込まれているだけに、関係者は頭を抱えている状態。ちなみに、UCCの締約国ではないという「特権」を利用して、複数の翻訳者が突貫作業でペルシャ語に翻訳したり、複数の訳本が店頭に並ぶという事態も過去には起こっている。
イスラム圏では魔法ものは原則発禁対象とるのが普通だが、ハリポタ・シリーズは、検閲を受けながらも、多くの国々で出版が許可されており、映画上映も実現。国営テレビで放映された例もある。
ハリー・ポッター

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