「米国はわが部隊を脅かす者と対決する。同盟国を支援し、ペルシャ湾の死活的利益を守る」―ブッシュ米大統領が一般教書演説

| | コメント(0)
このエントリーをはてなブックマークに追加 Save This Page to del.icio.us このエントリーをlivedoorクリップに追加 このエントリーをニフティクリップに追加 このエントリーをBuzzurlに追加 このエントリーをFC2ブックマークへ追加 このエントリーをnewsingへ追加 このエントリーをYahoo!ブックマークに追加 このエントリーをイザ!ブックマークに追加

WASHINGTON - President Bush, standing before Congress one last time, urged the nation Monday night to stay confident against gnawing recession fears and be patient with the grinding war in Iraq.

"We can all see that growth is slowing," Bush said in a blunt acknowledgment of rising food and gas prices, increasing unemployment and turmoil in the housing and financial markets.

"We have unfinished business before us, and the American people expect us to get it done," Bush declared. It was his final State of the Union address and he faced a hostile, Democratic-led Congress eager for the end of his term next January.

 ブッシュ米大統領は28日夜、上下両院合同会議で、今回が最後となる一般教書演説(施政方針演説に当たる)を行った。演説の眼目は、「米国はわが部隊を脅かす者と対決する。われわれは同盟国を支援し、ペルシャ湾の死活的利益を守る」という最後の進軍ラッパ。「われわれは、やり終えなければならない仕事を抱えている。米国民は、それをやり遂げることを望んでいる」ということだが、さてその方途はとなると同演説から判断する限り心許ない。

 ブッシュ大統領はこの中で、4000人近い戦死者を出しているイラク戦争に関し、イラクへの米軍部隊増派戦略によって同国の治安が安定化しつつあると「成功」を誇示、今夏には増派前の15個戦闘旅団、13万人規模まで部隊を縮小できるとの見通しを改めて表明。また、それ以降のさらなう削減については有志国連合軍のペトレアス司令官の勧告に基づいて決定する意向を示し、撤収期限の設定を重ねて拒否。

 ブッシュ大統領は、「ある者はこの増派が機能していないとするかもしれないが、(国際テロ組織の)アルカイダはイラクで活動しているのであり、この敵は打ち負かされることになろう」と、自らのイラク戦争遂行努力を自賛。

 また、ブッシュ大統領はイランの核開発問題について、ウラン濃縮の停止を要求、制裁強化のための国連安保理決議案の早期採択を目指す方針を示した。その一方で、イランが濃縮停止に応じれば、直接対話に乗り出す考えも表明。

 北朝鮮核問題では、核計画の申告をめぐって6カ国協議がこう着状態に陥る中、ブッシュ政権内からは悲観的な見方も出ているが、ブッシュ大統領は、引き続き6カ国協議を推進し、朝鮮半島の非核化実現を目指す決意を示した。

 ブッシュ大統領は、世界の株式市場が動揺を続ける中での米経済の立て直しについてはは、「国中の食卓で、経済の将来が話題になっている」とし、戻し減税を柱とする1500億ドル(16兆円)の緊急経済対策の早期可決を議会に強く迫った。この緊急減税で、短期的に景気を浮揚、安定成長を持続させるために、自身が就任後に導入した相続税やキャピタルゲインの減税(2010年失効)恒久化を主張。

 率直に言って、新鮮味は全くない。

 ともかく、イラク問題は次期大統領選の大きな争点。民主党のクリントン、オバマ両候補が軒並み早期撤退を要求。これに対して、増派を支持してきたのは共和党のマケイン候補。ブッシュ大統領の今回の一般教書演説の筋書きがイラクでどう具体化できるのか、もしくはできないのかで、大統領選の行方も違ってくるだろう。

コメントする

このブログ記事について

このページは、J_Ishikawaが2008年1月29日 11:32に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「1400年前の黄金のモザイク盤の修復が完了―地中海に面したカエサリアで2005年に発掘」です。

次のブログ記事は「建国60周年記念コンサートに元ビートルズ2人の公演を!―イスラエルがポール・マッカートニー、リンゴ・スターを招待」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

Powered by Movable Type 4.23-ja
国際ニュース::Ishikawa-News.com