【米大統領選】ヒラリー・クリントンは2012年の次回米大統領選を狙っている?

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 史上まれにみる混迷・長期化の途にある米大統領選民主党候補指名争いは22日、クリントン候補が事前の予想通りオバマ候補をペンシルベニア州予備選で下して勝利。11月4日の本選に向けた大統領選キャンペーンはいよいよ終盤戦にもつれ込んだ。両候補のペンシルベニア州予備選における差は10ポイント以上。クリントン候補は同日、「身を引けと言う者もいるが絶対諦めない」と撤退観測を断固退けた。

 ただ、「即時撤退」につながりかねない数ポイントの小差での勝利や敗北といった最悪の事態は回避できたものの、10ポイント程度の差の勝利では、オバマ候補優位の流れを覆すには不十分。クリントン氏は、6月3日までの残る7州の予備選で平均約20ポイントの差で大勝しなければ、代議員獲得数でオバマ氏と並ぶのは難しい。

 なぜ、クリントン候補はかくも頑張るのか。保守系のFOXテレビは25日、同候補が執拗にオバマ候補に食い下がるのは、2012年の米大統領選に向けての出馬を既に決意しているからだとのうがった観測報道を行った。オバマ候補へのネガティブキャンペーンを執拗に展開し、本選で共和党のマケイン候補に勝たせ、「やはり共和党に勝てる候補は実績のある著名民主党政治家でなければだめ」という雰囲気を醸し出す。そして次回の12年大統領選での勝利を導き出すというものそれ。

 「マケインに勝てる候補を」という民主党首脳陣に願いは、クリントン、オバマ両候補の泥沼の戦いが終盤戦にもつれ込んだことで、次第に危うくなってきている。両候補とも、互いの揚げ足取りばかりで、マケイン候補との内外諸政策の違いを訴えるまでにはとても至っていない。イラクからの米軍撤退早期実現といっても、具体的な道筋は全く見えていないのが実情だ。人気取り、揚げ足取りに終始するキャンペーンでは、世界最強国家の国家元首という地位が泣くというものだ。

 優位に立っているオバマ候補にしてもペンシルベニアをはじめ、カリフォルニア、ニューヨーク、オハイオといった大規模州で軒並み敗れており、本選でマケイン候補に勝利できるか懸念する声も少なくない。民主党予備選と異なり本選では最多得票した候補がその州の代議員を総どりする。大規模州で弱いと致命的だ。

 また、ペンシルベニア州の出口調査では、クリントン候補に投票した人の約20%、オバマ候補に投票した人の15%が「自分の支持候補が党指名を得られなければ、本選では共和党に投票する」と答えるなど、党内の亀裂が深まりつつあるのも見逃せない。

 こうした中、ディーン民主党全国委員長は、態度を鮮明にしていない特別代議員(いわゆるスパー代議員)約300人に対し、6月末までに両候補のどちらかを支持表明するよう要請を開始したとされる。ただ、「勝ち馬」に乗ろうとする特別代議員の皮算用を覆すまでには至らず、結局のところ「指名の見込みのない候補が居座り、本命が力を落としていく最悪の展開」に陥る可能性も少なくない。

 次の焦点は5月6日のインディアナ州予備選。この予備選に関する世論調査が25日、一斉に発表されたが、相変わらずクリントン候補とオバマ候補が激しく競り合う展開。同じ日に実施されるノースカロライナ州ではオバマ候補が優位だ。ペンシルベニア州予備選を制したクリントン候補にとっては「インディアナ決戦」が生き残りをかけた最後の正念場になる。

 地元紙インディアナポリス・スターによると、オバマ候補41%、クリントン候補38%、アメリカン・リサーチの調査ではクリントン候補50%、オバマ氏候補45%と接戦。別の世論調査を合わせた平均でも、両氏とも45%で拮抗。インディアナ州は中西部の中規模州で、西側に隣接するシカゴ市(イリノイ州)はオバマ氏の地元。白人人口が86%を占め、総合的にはクリントン氏に有利な地盤とされる。

 一方、黒人人口が2割を超すノースカロライナ州では10―20ポイント差でオバマ候補がリードしてきたが、ペンシルベニア州予備選直前にクリントン候補が9ポイントまで差を縮めている。

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このページは、J_Ishikawaが2008年4月27日 23:35に書いたブログ記事です。

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