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オバマ米大統領は4月21日、ヨルダンのアブドラ国王とホワイトハウスで会談、中東和平交渉の停滞を打破するため、米国が「深い関与」を進める方針を表明した。同大統領は会談で、イスラエルのネタニヤフ首相、パレスチナ自治政府のアッバス議長、エジプトのムバラク大統領を近く個別に招き、イスラエルとパレスチナの2国家共存案の実現に向け説得を図る方針を明らかにした。が、肝心要の当事者にその気は全くない。
まず、イスラエル国会(クネセト)が3月31日深夜(日本時間4月1日早朝)承認した右派リクードのネタニヤフ党首率いる新内閣。これまでの2国家共存によるパレスチナ和平実現策を「機能していない」と切り捨て。ネタニヤフ氏は約10年ぶり2回目の首相就任。外相には極右「わが家イスラエル」のリーベルマン党首、国防相には労働党のバラク党首が就任した。
国会の信任投票では、全120人のうち69人が新たな連立政権の承認に賛成した。労働党の一部議員は政権参加に反対し、欠席したとみられる。
ネタニヤフ氏は国会承認に先立ち演説し、「過激な政権が核武装しようとしている」とイランの脅威を強調。が、パレスチナ和平については、米国など国際社会が唱えるパレスチナ国家樹立にはついに言及せず。
オバマ大統領が中東和平実現の切り札として送り込んだミッチェル米中東特使は4月17日、パレスチナ自治区のヨルダン川西岸ラマラでアッバス議長と会談した。現地からの報道によるとアッバス氏は、米国が右派主導のネタニヤフ新政権に対し、パレスチナ国家樹立による「2国共存」案を受け入れ、占領地でのユダヤ人入植地拡大を凍結するよう圧力をかけるべきだと訴えた。
これに先立ち、ミッチェル氏は4月16日にネタニヤフ首相と会談、同首相はパレスチナ自治政府との和平交渉再開の条件として、パレスチナ側が拒否してきた「ユダヤ人国家」としてのイスラエルの承認を求めた模様だ。
いずれにせよ、イスラエル側が、核開発を進めるイランを最大の域内不安要因と規定し、イスラエル建国後半世紀以上にわたって中東政治の眼目だったパレスチナ問題は、少なくともネタニヤフ政権下では脇に押しやられた形。
オバマ政権がいかなる説得に動こうと、ネタニヤフ政権が「オスロ合意」以降の2国家共存を強く推進するとは全く思われない。パレスチナ和平は今、大きな停滞期に突入したといえる。
中東和平2009年はイスラエル軍のハマス攻撃で幕を開けた。イスラエル軍は08年12月27日、パレスチナ自治区でイスラム原理主義組織ハマスが実効支配するガザ地区を、ハマス側からロケット弾攻撃を受けたという理由で大規模空爆、3日夜(日本時間4日未明)には地上部隊を投入して全面的な侵攻に踏み切った。国連安保理は8日夜、公式協議を開き、ガザ地区での「即時かつ恒久的な停戦」を求める決議案を賛成14、棄権1で採択した。決議は全会一致での採択が見込まれたが、米国が棄権。
メディアには、生々しい侵攻の画像や、逃げ惑うパレスチナ住民の痛々しい姿が連日映し出されるが、戦闘がやむ気配はない。なぜなら、イスラエルはもちろんのことハマスにとっても、周辺のアラブ諸国にとっても、この戦闘が理にかなっているからこそ続くのだから。パレスチナ解放機構(PLO)をベイルートから追い出した1982年のレバノン戦争、その後のレバノン南部を舞台としたイスラエル軍とシーア派の大規模軍事衝突もそうだった。
今回のガザ侵攻は、かつて首相としてパレスチナとの和平にのめり込み、政権を棒に振ったイスラエルのバラク国防相が総指揮を執っている。総選挙をこの2月10日に控えたイスラエルでは、「譲歩」はクネセト(国会)における議席喪失を意味する。同じバラクでも「進歩・革新」の象徴であるオバマ次期米大統領と違って、バラク国防相には強硬手段継続しか生き残る道はない。そして軍が強硬であれば強硬であるほど国民が拍手喝采しているのがイスラエルの実情だ。
「作戦の目的は停戦そのものではない。ハマスのテロの根絶だという観点を忘れてはならない」という英字紙「エルサレム・ポスト」の7日付社説が、この間のイスラエル国民の気持ちを代弁している。
ハマスはどうか。徹底抗戦すればするほど、逃げ惑うパレスチナ住民の姿が国際社会に焼き付き、国際世論の同情がハマス側に傾いていく。勝つ必要はない。負けなければいいだけである。かつて故アラファトPLO議長が得意とした常套手段である。さらに、ヨルダン川西岸を支配するアッバス議長率いるパレスチナ自治政府の幹部たちを、追い詰めるという副産物もある。事実、攻撃にさらされるパレスチナ住民を前に、何ら有効な手段を取れないのがアッバス議長らだ。
周辺アラブ諸国はどうか。ハマス側は、国際テロ組織アルカイダとのつながりは全くなく軍事作戦はイスラエルに対してのみであると主張してきたが、自国内の過激派に手を焼くエジプト、サウジ、ヨルダンなど周辺アラブ諸国にとっては、アッバス議長のパレスチナ自治政府との「和解」をのらりくらりと引き延ばしているハマスは、アルカイダと「同じ穴のむじな」だ。表面上は、人道主義を掲げてイスラエル側を非難しているが、心の底ではハマスなど消えてなくなればいいという気持ちがみえみえだ。
安保理の停戦決議に棄権した米国は、いまだブッシュ大統領の共和党政権だ。オバマ次期大統領就任までには、なお日にちがある。それぞれの思惑で戦闘は現時点ではやまない。オバマ大統領が正式就任して以降、ハマス、イスラエルとも米国に「恩義」を売るという形で停戦に応じて行くだろう。そして、再び実利を得ることが可能と感じた段階で、戦闘は再発していくのである。
人道主義、人権、同情心でパレスチナの戦いを食い止めることはできない。どちらかがどちらかを叩きつぶすまで続く。
イスラエル軍ガザ侵攻AMMAN, Jordan - George Habash, whose radical PLO faction gained notoriety after the simultaneous hijackings of four Western airliners in 1970 and the seizure of an Air France flight to Entebbe, Uganda, died Saturday in Jordan. He was 81.
The former guerrilla leader, whose rivalry with Yasser Arafat spurred him to start the Popular Front for the Liberation of Palestine, died of a heart attack in Amman, said Leila Khaled, a longtime PFLP member.
Born to a Christian Arab family, Habash opposed Arab-Israeli peace talks. His group was the second-largest in the PLO after Fatah, the faction of Arafat and current Palestinian President Mahmoud Abbas.
1960年代半ばから70年代にかけて数々の航空機ハイジャック事件を引き起こしたパレスチナ解放人民戦線(PFLP)の創設者、ジョルジュ・ハバシュ元議長がヨルダンの首都アンマンで心臓発作のため26日死去。81歳。PFLP当局者が言明しAP通信が速報。
現在のイスラエル領リッダでギリシャ正教徒のパレスチナ人家庭に生まれ、48年の第1次中東戦争(イスラエル独立戦争)で同地を離散。レバノンのベイルート・アメリカン大学卒業。医学博士。第3次中東戦争(67年)の6カ月後、マルクス・レーニン主義に基づくPFLPを創設して、対イスラエル・ゲリラ闘争を開始。
PFLPは、パレスチナ解放機構(PLO)内では、アッバス・パレスチナ自治政府議長率いる主流派ファタハ、イスラム原理主義組織ハマスに次ぐナンバー3だったが、2007年のガザ制圧でハマスがPLOから除籍処分を受けた後は、ナンバー2の地位にある。日本赤軍ともかつて協力関係にあった。
PFLPは、1982年のイスラエル軍レバノン侵攻(レバノン戦争)による活動拠点の喪失や、ソ連・東欧の解体によって、往時の勢力を失った。01年にゼビー・イスラエル観光相暗殺事件を起こした。当初、ファタハ主導の和平プロセスに反対し選挙をボイコットしていたが、06年PLO選挙には「殉教者アブー・アリー・ムスタファー」の名簿名で参加し、ハマス、ファタハに次ぐ3議席を獲得した。
PLOはこれで、アラファト議長に次いでハバシュという「パレスチナ旧世代」の希有の活動家を失ったことになる。
PFLPGroup's political leader Khaled Mashaal accepts Mubarak's invitation to hold talks with rivaling faction in Egypt, says his movement will try to make dialogue with Fatah 'success.' Fatah yet to confirm participation
Hamas accepted on Friday an invitation by Egypt to hold talks with President Mahmoud Abbas' Fatah faction in Cairo to solve the Palestinian schism.
"I and all the brothers in the Hamas leadership welcome participating and will seek to make the dialogue a success," Hamas leader Khaled Mashaal told Reuters.
Egyptian President Hosni Mubarak, in an interview to be published on Saturday, invited the two sides to meet for talks in Cairo.
ガザ地区を実効支配するパレスチナ・イスラム原理主義組織ハマスの政治局最高幹部の1人、ハリド・マシャール氏は25日、ヨルダン川西岸を制するパレスチナ自治政府の主流派ファタハとエジプトの首都カイロで直接会談を行い、パレスチナ自治区内部の問題を解決するというムバラク・エジプト大統領の提案を受け入れると言明。ファタハ側の対応は今のところ不明。
ムバラク大統領は26日公表のインタビューで、ファタハとハマスのカイロ直接会談を提案。
マシャール氏は「わたしとハマス指導部の兄弟は、(会談に)参加することを歓迎する。対話を成功に導きたい」としているが、ファタハ議長であるパレスチナ自治政府のアッバス自治政府議長は、ハマスがガザ地区の支配権をファタハに引き渡し、総選挙参加を受け入れるまでは、ハマスとのいかなる対話も受け入れないと断言している。
パレスチナOver 130 rockets hit southern Israel in last 72 hours while Israeli strikes against terror cells in Gaza leave at least 25 Palestinians killed. Defense minister vows IDF will bring end to incessant barrages, orders complete closure of coastal territory. Gaza vicinity resident: 'Army has failed us'
Defense Minister Ehud Barak toured the region accompanied by regional army commanders and vowed Israel would put an end to the Palestinian rocket attacks from the Gaza Strip.
The defense minister could not give a timetable for his pledge but said he had ordered the IDF to intensify and deepen its ongoing pinpointed operations against terror cells in the Hamas-controlled coastal territory. The army was also instructed by Barak to continue preparing for a possible wide-scale operation in the Strip while simultaneously tightening the closure imposed on its border crossings.
イスラム原理主義組織ハマスが実効支配するガザ地区からイスラエル領に打ち込まれる「カッサム」型カチューシャ・ロケット弾が過去72時間で130発以上に達する中で、イスラエル政府は17日、ガザの封鎖に踏み切った。バラク国防相は、イスラエル国防軍(IDF)のガザ攻撃続行・強化を呼号。テロリストの巣窟を一掃するまで完全封鎖すると断言。既にパレスチナ人の死者は少なくとも25人に達した。
バラク国防相は、地区司令官を同行させて現場一帯を視察した後、ガザにおけるテロリストの細胞を瓦解させるまで攻撃を続行、強化するとしたもので、今回の封鎖作戦のタイムテーブルについては明言を避けた。作戦は、ガザ全域に適用される。
これにより、イスラエルとガザ地区の境界にある全検問所が封鎖された。国防省によると、この措置は数日間続き、商用および個人の両面で移動が禁止され、当面は「例外的な人道的必要性」が発生した場合のみ通行が許可される。
ガザ地区JERUSALEM - Palestinian and Israeli negotiators sat down Monday to address their toughest disputes, honoring promises made to President Bush during his visit last week.
But talks were undermined by a hawkish Israeli lawmaker's threat to bolt Prime Minister Ehud Olmert's coalition government as he tries to clinch a peace deal.
Israeli Foreign Minister Tzipi Livni, Israel's lead negotiator, and chief Palestinian negotiator Ahmed Qureia met Monday for two hours at a Jerusalem hotel, and Israeli officials said such meetings were expected to continue on a more-or-less weekly basis.
中東問題の核心と言われながら半世紀以上。ブッシュ米大統領のイスラエル、パレスチナ自治区ヨルダン川西岸歴訪で約束された中東和平の要である「最終交渉」が14日、エルサレムのホテルで開催された。イスラエル側はリブニ外相が首席代表を務め、パレスチナ側はクレア元首相が首席代表。今後、週1回のペースで続けられる予定。
交渉では、1)イスラエルと樹立されるパレスチナ独立国家の国境線画定2)エルサレムの最終地位問題3)パレスチナ難民の帰還―などの最重要問題で、イスラエル、パレスチナ側とも、それぞれに強硬派を抱えているだけに、打開は極めて難しい。しかし、これらの諸問題に双方が妥協点を見いださない限り、パレスチナ独立国家を樹立、パレスチナ・イスラエル和平協定樹立などとうていおぼつかないのも事実。
イスラエル側は、まず「最終交渉」の「枠組み」での合意を目指す。エルサレムやパレスチナ難民問題を交渉の議題とすること自体に反対する国内強硬派の反発を恐れるオルメルト首相は、可能な限り詳細には立ち入らない姿勢だ。同首相は14日の国会外交防衛委員会で、「合意を達成できるとはかぎらない。さらに、合意しても履行できるとはかぎらない」と、反対世論を意識した消極的な姿勢を示した。
パレスチナ側の最大の障害は、ガザ地区を実効支配するイスラム原理主義組織ハマスの存在。ヨルダン川西岸を制するアッバス自治政府議長率いるパレスチナ自治政府側が、ハマスをコントロールできない限り、例えイスラエル側と妥協が成立したとしても、その履行などはでき得ず、絵に描いた餅となるからだ。
イスラエル側の国内問題は、政局の観点から語ることができるが、パレスチナ側のそれは、政局ではなく軍事の問題であり、武力による制圧でしか今のところ判断できないからである。
中東和平Hamas has decided to issue its own press cards to journalists operating in the Gaza Strip - a move that has drawn sharp criticism from the majority of Palestinian journalists.
Hamas's decision is seen by many Palestinian journalists in the Gaza Strip as an attempt to restrict their work and control news coverage from that area. "Now Hamas will decide who can work as a journalist and who can't," one journalist told The Jerusalem Post. "Obviously, Hamas is not going to issue press credentials to anyone who does not support them. And I know many journalists here who might have to start searching for new jobs."
Palestinian Authority officials in Ramallah strongly condemned the Hamas move, describing it as an attempt to extort and intimidate journalists.
イスラエルの日刊紙エルサレム・ポストが17日報じたところによると、パレスチナ自治区のガザ地区を実効支配しているパレスチナ・イスラム原理主義組織ハマスはこのほど、ガザにおける報道機関の管理を強化、取材を行おうとする記者に対し独自の取材許可証(記者証)を発行することを決定した。
ヨルダン川西岸を掌握するアッバス・パレスチナ自治政府議長率いるファタハは、この決定を、ジャーナリストや記者をゆすり、恫喝するものと厳しく批判。「いまやハマスは、ガザ地区において誰が取材活動を行うことができ、誰ができないのかの決定権を持つようになった」と危惧する声が支配的。
同紙は、あるパレスチナ人記者が、「ハマスは、ハマスを支持しないジャーナリストには取材許可証を発行しないだろう。多くの記者は、新しい職を探さなければならなくなるだろう」と語ったと伝えている。
ハマスRAMALLAH, West Bank - Saying the time is now for a Palestinian state, Secretary of State Condoleezza Rice on Monday prodded Israel and the Palestinians to agree at a U.S.-sponsored conference this fall on how and when to start formal peace talks.
In one of her strongest statements yet on the issue, Rice declared that creation of a Palestinian state is a key U.S. interest and urged the two sides to drop contentious demands and reach consensus on a substantive joint statement ahead of the international conference.
中東歴訪中のライス米国務長官は15日、ヨルダン川西岸のラマラでアッバス・パレスチナ自治政府議長と会談、「今こそパレスチナ独立国家を樹立すべき時期である」と言明、この11月後半に米メリーランド州アナポリスで開催が予定されている中東和平国会会議のため、イスラエルとパレスチナ自治政府に対し、真摯な和平交渉開始を強く呼び掛けた。
ライス長官のこの発言は、パレスチナ問題に対するブッシュ米政権の最も強い政治的メッセージの1つで、同長官は、「パレスチナ独立国家樹立は米権益の要」と指摘、イスラエルとパレスチナ自治政府に対し、要求を主張し続けることをやめて、中東和平国際会議開催前に、実質的な共同声明発表に関して妥協を図るよう改めて要請した。
ライス長官は14日、イスラエル首脳と会談しており、16日にエジプトを訪問したあと、17日に再度イスラエル首脳、パレスチナ自治政府側と協議する。その後ライス長官はロンドンに飛び、同地でアブドラ・ヨルダン国王と会談、中東和平国際会議に関するアラブ側の支持、支援獲得で話し合う。
歴代米大統領は、その任期の総仕上げとして、常にパレスチナ問題に取り組んできたが、未だ完全解決にはほど遠いのが実情。ブッシュ大統領も、イラク戦争の処理が思わしくない中、歴史に残る米大統領としてパレスチナ問題に取り組んでいるが、パレスチナのイスラム原理主義組織ハマスがガザ地区を実効支配していることとも絡んで、突破口は依然として開かれていない。
中東和平RAMALLAH, West Bank (Reuters) - Palestinian President Mahmoud Abbas's Fatah faction ruled out talks with Hamas on Thursday as Israel warned any such dialogue with the Islamists could "torpedo" a peace deal with the Jewish state.
Palestinian sources familiar with the matter said members of Hamas and Fatah had discussed holding peace talks, but Fatah leaders said they had not backed any meeting and rejected dialogue with Hamas unless it cedes control of the Gaza Strip, which it seized in fighting with Abbas's forces in June.
アッバス・パレスチナ自治政府議長率いるパレスチナ解放機構(PLO)主流派ファタハは11日、ガザを実質支配しているイスラム原理主義組織ハマスのハニヤ元自治政府首相が提案したファタハ・ハマス和解交渉の可能性を否定。
ロイター通信が、ファタハ・ハマス関係に詳しいパレスチナ消息筋の言明として報じた。それによると、ファタハは、イスラエル側からそのような和解交渉はパレスチナ・イスラエル和平交渉を「瓦解させる」との警告を受けたという。
また同消息筋は、ファタハとハマスが和解交渉の可能性について協議したことは認めたが、ファタハ側は、ハマス側が6月に武力で掌握したガザの支配権を放棄しない限り、いかなる和解のための話し合いも受け入れられないとハマスの和解交渉提案を拒否したと言明。
ハニヤ元首相は、和解交渉を提案する緊急メッセージの中で、ガザの支配権を放棄する可能性を示唆しているが、具体的な放棄のプロセスなどは一切不明のままだ。
パレスチナGAZA (Reuters) - Hamas said on Wednesday it would hold reconciliation talks with the Fatah faction of Palestinian President Mahmoud Abbas and hinted it might be ready to cede control of the Gaza Strip, which it seized in June.
Abbas, who is pursuing a peace deal with Israel, has ruled out dialogue with Islamist Hamas unless it submits anew to his authority and gives up Gaza. Israel and the West want Hamas shunned until it accepts coexistence with the Jewish state.
"There is a serious movement in the realm of Palestinian dialogue and we have agreed to hold a dialogue with Fatah in one of the Arab capitals," said Ismail Haniyeh, who was Hamas prime minister in the former government that Abbas declared void.
パレスチナ自治区のガザ地区を実質支配しているパレスチナ・イスラム原理主義組織ハマスの政治的指導者の1人、イスマイル・ハニヤ元自治政府首相は10日、ヨルダン川西岸地区を掌握するアッバス自治政府議長率いるファタハに対し、和解交渉を提案。ロイター通信によると、ハニヤ元首相はその中で、ファタハとの和解を図るためガザ地区を支配することを放棄する考えがあることを示唆した。
イスラエルとの和平交渉を進めているアッバス議長は、ハマスが同議長の正当な権威を認め、ガザ地区支配を放棄しない限り、ハマスとの交渉はあり得ないと断言。イスラエル、米国および西側諸国は、ハマス支援を打ち切りアッバス議長管理下のヨルダン川西岸への経済的、政治的支援を明確にしている。
ハニヤ元首相は、ハマスが管理するウエブサイトで、「アラブ国家の首都でファタハとの和解交渉を行うという案で、ハマスは一致している。これは真剣な考えだ。ハマスのガザ地区管理はあくまで暫定的である」との緊急メッセージを掲載。その上で、イスラム教のラマダン(断食月)が終わる12日もしくは13日に、この和解交渉を行う用意があるとした。
パレスチナ
